今日も、子どもたちが元気一杯に、そして、とても素敵な笑顔でえくぼに通所してきました。
えくぼは、足寄町の指定を受けた日中一時支援事業所で、道が指定する放課後デイサービス事業所と同じような支援サービスを提供していますが、事業所指定に基づく法律が違っています。えくぼは日中一時支援事業の枠の中で、安心・安全を第一にしながらお子さん一人一人に寄り添った素敵なサービスを提供しています。担当しているスタッフの日々の支援に深く感謝しています。
そのようなサービスを提供しているえくぼに対する発言の中で、昨年とても不愉快なことがありました。少し長くなりますが、お時間の許す範囲でお付き合いください。
“えくぼが放課後デイサービスに移行することで専門性が高まる”と話している人がいるとの噂が聞こえてきました。この発言を聞いて私はびっくりしました。あたかも、えくぼの専門性を否定した話のように感じました。日々、子どもたちの様々な反応に戸惑いながらも、しっかりと寄り添い、毎日楽しそうに利用できるように支援している当事業所の専門性が低いと言われているようでした。昨今、放課後デイサービスの専門性を改めて検討することが求められているこの時期に、放課後デイサービスに移行すれば専門性が高まるという一方的な話は現実的なのでしょうか。放課後デイサービス事業を取り巻く事情を理解していない人の勝手な言い分にしか聞こえませんでした。この発言をした方の専門性とは何を指しているのか、皆目見当がつかない発言と感じています。
また、このような発言をした方が、えくぼの日々の支援を実際に見て、感じたことを意見交換し、よりよい方向性を求めるための提案であれば多少の納得はできますが、当事業の支援を見たこともない状況で、専門性云々を語るのはとても現場で頑張るスタッフに失礼なことではないでしょうか。現場の状況を把握し、現場の思いに寄り添いながら発言をするのでなければ何も新しいものが生まれないと思います。評論家のような発言は現場を否定することでしかありませんよね。
私は、ご依頼をいただいた道内の放課後デイサービス事業のみなさんの支援を行っています。そのたびに思うのですが、日中一時支援事業所ではありますが、えくぼの支援の質は高く、自信をもって素敵な支援ができていると感じています。現場のスタッフが、自信と楽しさをもって子どもにかかわることができていることが大きな要因かなと思っています。
現場を知ろうとせずに評論家のような一方的な発言は、現場を混乱させ、スタッフの自信と楽しさを奪い、より良いサービスの提供を阻害するものと考えています。そのように感じる発言が故にとても不愉快に思っています。
現場で頑張るスタッフを支え、応援することがより良いサービスにとって重要なことですよね。みなさんには、現場のサービスを理解し、応援していただければと思っています。支援に関する疑問はいつでも聞いてください。しっかりと聞いていただくことが、より良いサービスの提供のためには重要と常に考えています。
日中一時支援事業か放課後デイサービスという制度の話ではなく、より良いサービスの提供をどう進めていくのかを一緒に考えていきませんか。
それが、子どものよりよい成長につながっていくと私は信じています。みなさんは、いかが思われますか。