令和6年を振り返って感じること

  12月27日午前中に作業を終わらせ、利用者のみなさんと年越しそば(調理員さんのだしは最高に美味しい)を食べて令和6年の事業が完了します。

 この1年、当法人を変わらずご支援いただいたことに感謝申し上げます。

 この1年を少し振り返ってみると、私事ですがふれあいホームを利用している28名の利用者さんの内、11名は幼児期や学齢期からかかわった方々です。大人になって、穏やかに、そして前向きに生活している姿をみて日々嬉しく感じています。幼児期や学齢期には、「~が出来るようにならなきゃ、大人になったら困るのでは」とか「~ができないと、社会でやっていけないのでは」などと思ったこともありますが、すべてができるようになっていなくても、彼らは積み重ねた経験により前向きに生活をしています。そこには、親御さんの働きかけや学校での経験も大きな財産になっていることでしょう。

 彼らを見ていて、今改めて感じているのは、大人になって前向きに生活していくためには、自信を失わせない取り組み方をどれだけ大切にできるかということです。支援者は、とかくできることを増やしたいと思いがちですが、それによって自信を失い、前向きに生活できないであれば、その支援はどうだったのだろうと思ってしまいますよね。できる、できないではなく、前向きに生活できるということはどういうことなのかを常に考えながら、幼児期や学齢期の支援を考えていくことが重要だと改めて感じています。

 当法人のスタッフは、利用者のみなさんに丁寧に寄り添うことで、自信を持って行動してもらえるように支援を行っています。スタッフも時には、イライラすることや怒りを抱えることもあると思いますが、スタッフ同士が支え合い、利用者のみなさんが自信を持って前向きに生活できるような支援を続けていると感じています。そのスタッフの努力にいつも感謝しています。スタッフの努力により、笑顔があふれる運営が出来ていると自信を持っています。

 来年も利用者さんの想いに寄り添った事業を行っていきますので、今年と変わらぬご支援をお願いします。

 みなさんにとって来年が、穏やかで平穏な日々が続くことを願っています。

                         理事長 佐々木 浩治

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